清少納言と同じく、夏は夜だなって思う。最近は晴れてて星が見える日が多く、夜はつまり俺の時間だから、偶にバイトから歩いて帰ったり、散歩に出かけたりすることが増えた。雑踏騒がしく、そこかしこの飲み屋に、酔った幸福を眺めることが出来る都会のネオン街も好きだけど、夏虫が鳴く声を聴きながら、西に沈んだ光が夜空に散らばった天の川を見ることができるのは、数少ない田舎のいいところだと思う。どうも!部長の柿原です。宜しくお願いします。
最近、日本海ケーブルテレビで放映する予定のドラマを「ことるり舎」さんと共同で撮っています。昨日今日も、ドラマのインサートに使うらしい浜村の「貝がら節祭り」の様子を撮りに行ってきました。なんか人多くて疲れた。小規模でも綺麗な花火が打ちあがる、海と山に囲まれた田舎の夏祭りなんて、半都会出身の俺からすると風情があって憧れる。元来子供嫌いの俺だけど、踊っている小学生とか、年寄りだとか、地元に就職した頭の弱そうなヤンキー夫妻などを見ると感慨深い。なんか良いよね、なんかノスタルジー鳥取。
それから、この前の「夏至祭」でお世話になった木野先生からの紹介で、鳥取市中心街地地域おこし協力隊の方から、予算20万くらいで鳥取市のPR動画を撮ってほしいという話もあって、おかげさまで色々忙しそうにしてます。役者の方が集まらないので、俺の映画は撮れそうにありません。まぁ脚本があればいつでも撮れるからいいけど。うん。悲しいかな。
近況報告は、これで終わり。
八月に入って、街の至る所で夏休み中であると思われる小中高生を見かけることが多くなり、自分がそれくらいの年齢だった時を思い出す。文化祭も、体育祭も嫌いで参加してこなかった俺にも平等に訪れるのが夏休みだった。夏休み前の朝礼で、無意味にクソ暑いグラウンドに集められて、代わり映えしない校長の「夏休みの注意事項」みたいなのを流して、エアコンの効いてる部屋に帰って冷や麦を啜りながら、急に明日から始まるオフィシャルな自由に困惑する。
ただでさえ友達が少ないのに、遊べる友達は田舎に帰ったりしてて、自分は田舎をもってなかったので、それが「僕の夏休み」とか「菊次郎の夏」みたいで凄く羨ましかった。それも少しあって、高校三年生で進路を決める時に、今通ってる地方の田舎大学に進学しようと決めた。
夏休みと言えば、無意義な宿題が出される。コツコツやらないといけない観察日記だとか、一言日記だとか、算数ドリルだとか、色々。「私、夏休みの終わりごろになって、ケツに火がついてやりだす子供だったんですよ笑」みたいな話はよく聞くけど、俺はそんなのとは比べ物にならなくて、夏休み明けの提出日に、ちゃんと宿題を提出できた記憶がない。そのまま曖昧にして終わったり、十月くらいにやっと終わらせたり、計画性の全くない子供だった。
友達と遊ばず、宿題もちゃんとせず、夏休みの間なにやってたのかと尋ねられると困るけど、海に行ったり、映画観に行ったり、家でダラダラしてたら親に怒られるからエアコンが効いているっていう理由で市立図書館まで出向いて、眠くなる小説を読んだり、それなりに惰性で無駄な時間を潰していた記憶がある。
今、大学生になって、世間から「人生の夏休み」なんて言われる身分だってことは自覚してはいるけど、宿題もなくてただ徒に長い夏休みは嫌になる。宿題に追われ、親に怒られ、町内のラジオ体操で肌の焼けた好きな娘を見つけたり、祇園祭に好きな娘を誘って、いつもの制服から黄色い浴衣姿になった彼女を見て無駄に緊張して、手も繋がずにりんご飴だけ買ってあげて帰路に着いたり、落ちこぼれで数学の補習授業を受けに久々に学校に登校して教室の窓から部活動中の友達を眺めたり、公園で蝉をとってたら、近所のお姉さんに「夏だね、少年。」って言われたり。そういう夏休みは俺にはもう二度と訪れないんだな。そういう意味での「夏休み」は始まらない。
今日のところはこんな感じで、急に終わります。役者が集まらないから、映画撮るの止めるみたいなことを冒頭に書いたけど「そんなこと言うなら、僕(私)やります!」って言ってくれる人がいればいいな。それじゃあまた来週も書きます。最後まで読んでくれてありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿